


今回、メリーゴーランド京都の店長である、鈴木潤さんの家族を1日かけて撮り下ろしました。撮影に行ったのはつい1ヶ月前のことで、京都行きの新幹線の中で、元首相の銃撃事件を知ったのでした。
「家族」にさまざまなことを思う1日になりました。写真展の副音声的に日記を書こうと思っていたのですが、書いてみたら異様に長い、日記ともエッセイとも言いようのない文章が書き上がりました。
ほんの2日間のことなのに、書いている自分はあちこちに飛んで行き、時間はどんどん伸びていく。これは、一緒に往復書簡を作った滝口悠生さんの影響だな、と自分の新たな一面に嬉しくもなりました。写真展と、私自身のステートメントだと思ってもらえたらいいのかもしれません。
(植本一子 インスタグラムより)
32ページ(3万字弱)
自家製本